2012年04月06日

雨上がる

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身体のせいなのか、精神的なもんなのか、

稽古期間中から千秋楽までよく食べてた。

体力的にはそんなにヘヴィーじゃなかったはずのに。

妙に肉系が欲しくなったり、にんにく最高?な中華を食べたり。

クリームがど〜んと横たわってるパンを間食したりね。


歩きながら&食べながら稽古場へ歩いている姿は

アメリカ映画の青春モノに一人は出て来る、

常時何かを食ってる、

おデブキャラみたいなもんだったかもしれない。




それがまぁ、

終わったら途端に、食事量が半分くらいになってしまう。

いらないのだ。


千秋楽の次の日から…個人的にいう、『さかな病』がやってくる。

魚でいいか。いや、魚にしようか。いや、魚かなぁ。いや、魚でなければ。

段階をふんで、とにかく魚を食べたくなる。

そこで、


『サバ塩(焼き)は裏切らない』


という個人的に信じるセオリーがある。

今の世の中、旬がどうとか、鮮度がどうとかあんまり関係なく

『サバ塩』ほど安定した美味しさを持つメニューがあるだろうか。

…あるだろけど。


あぁ、またサバか…と思いながら食ったとしても、

食べ始めた時に、あぁサバでよかった。と思い、

食後、十分な満足感とともに訪れる、モタれる気配のない安心感。



僕は心で思うのだ。今日もありがとう。

…なのに僕は、君を切り身でしか見た事がない。


もし僕が、キレイな海に潜りに行ったとして、君とすれ違ったとしても、

僕が君に気づく事はないだろう。



そう、ドラマの最終回のシーンによくあるヤツだ。


渋谷のスクランブル交差点。すれ違うかつての恋人同士。男と女。

通り過ぎて、ふと一方が『あれ?今の…』

様々な方向に歩く人の波の真ん中で、

立ち止まって振り返る一人。

雑踏。

さっきの気配はすでになかった。

歩行者信号が点滅し始め、軽く小走りになる人々。


『気のせい…か。』


たぶんそのシーンでは心の傷なんかは癒えてて、

おだやかな表情。

ひとりごとのような、心の声のような。

かるい苦笑いのあと、さわやかな微笑みが漂う口角。

急いで交差点を渡りきり、ふと空を見上げる。陽光。

完。



…みたいなものである。



…ちがうような気もする。まぁいい。




なぜこんなことをダラダラ書いているかは自分でわからないが、

とにかく。



1つの芝居が終わった。

プロデュース公演だし、場所も東京で

言ってみればアウェーな状況だったけど、

なぜかアウェーなかんじが薄かった。

暖かいお客様に支えられた実感がありました。

また、

2年くらい前に共演したことがある滝口ミラちゃんのファンの方に

憶えていていただいてたことも大きい気がするのです。

嬉しかった。


リピーターのお客様が多いというのを主催の方からお聞きしていたので、

毎回アドリブの内容を変えるくらいしか出来ませんでしたが

嵐があったり、空調の都合で客席が高温になったりと

大変な状況の中、

オヅの魔法使い 〜ドロシィ監禁地獄〜

を、観てくださって本当にありがとうございました。




追伸

ボランティアスタッフをやってくださった

若手俳優さんたちへお礼を申し上げます。

誘導や受付のお手伝いで来てるのに

千秋楽後、誰よりも早く舞台に残る雪掃除をしたりバラシをお手伝い

くださったり。ありがとうございました。


終演後、僕がなんとなく舞台に行くと

彼等が誰もいない舞台上で記念撮影していました。

反射的に一人が僕に『すみませんっ!』と舞台を降りようとして…。

別にわるいことしてないのに(笑。

僕はなんだかきゅんきゅん来ました。


早く舞台に立てるといいね。そしていつか一緒に演ろう。




posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 20:42| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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