2010年11月15日

クローバ

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預かってもらってた郵便物を引き取りに行く。

楽に走れるように高めに上げたバイクのサドルは

信号待ちがつらい。

手前の公園の縁石に片足をかけて…



四葉のクローバーという言葉を、ひさしぶりに思い出した。

幼稚園児のころだ


そのころは何の事だかわからない“しあわせ”になるために必要だと

信じてるのか、信じてないのか、とにかく

近くにいたであろう小さな女の子にあげたいと

ただ、いいカッコしたいだけで探したもの。


なぜだろう。

確かな記憶として

“あった!”と僕は何度も声を上げていた。

簡単ではないがいくつも見つけていた。


確かに。

そのころ住んでいた神戸市北区には

野原も、公園も、ダムも、建売住宅をがんがん造るための空き地も

いっぱいあった。

見つかったのは、それだけが理由だろうか。


僕は今、探し出せるだろうか。


クローバーが群生していても

その中に…1つだけでも見つけられるだろか。


たぶん此処にもあるだろう。 あると思うんだよ。

酸性雨に打たれ、紫外線に焦がされ、色んな物が飛び散ってる

今では、推定確立よりもはるかに“幸せを運ぶ”変異体は多いはずで。



一つ一つをつまんで、はじいて、逆の手に送って押さえて、

“探す”ことをやめない限りは続けるはずなんだけど、

すべてを見ようとするだろうか。


差し伸べた、その手の甲に押されて見えなかったものがあり、


“ここまでは無かった”と目印もつけられない場所だ、

曖昧さで逃してしまうものがあり、


少しだけ生えてる、離れたグループを見て、

あの数じゃないだろ。と、触れもしないものがあり。


一度観たはずの辺りには、絶対にない。と、

自分に言い聞かせて済ませた

“見なかった部分”があり。




あるのが前提じゃなきゃ、探せないのか。

ないかもしれないけど、探せないのか。



しあわせというものは。


風が吹いただけで見える角度は変わる

太陽が傾けば影は伸びる。


4枚目の葉っぱはそんな時に見つかるのかもしれない。




“これも四つ葉やんなー”


三枚葉のうちの、1枚の葉の裏に

小さな4枚目が生えてた。


僕はあの頃、確かに言った。






posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 06:03| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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