2010年10月23日

1/8ケーキ

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 どうでもいい話だけど、

 僕は気楽に呑むのが好きだ。何人で呑もうと。

 まぁ、何人か集まる“場”ってのは、
 
 用事が終わってもすぐに帰れない理由や、

 呑みながら分け隔てなく話そうよっていう

 “呑みにケーション(古)”ってのもあるから、

 たまには熱く語っても良いけど

 ちょうどいい配分ってものがある。


 例えば2時間呑むとしたら

 30分〜40分真剣に話せば

 あとの1時間半くらいは

 アホでお気楽な時間があればちょうどいいかと。

 いや、長くてもいいんだけど、

 経験上、お酒ってものが入って、

 アツい時間がそれ以上長くなると、かなりの確率で

 その場にいる誰かと誰かが意見対立したり

 誰かがムスっとするとこまで

 別の誰かが突っ込んでしまったり、

 下手すると泣くやつが出てきたり。

 過去、そもそもの議題をふった立場で、ヤな思いもした事があるので

 ヤバいムードになってくると

 別の誰かを見つけて、別のハナシのお題にすりかえたりもする。


 
 羽賀くん(仮名)は元ラガーマンで、初心者マークの役者さん。若い。

 彼とは東京のとある現場で出会ったのだが、

 かなりアツい。胸板も恐ろしく厚い。

 でも彼は飲み会では人に迷惑をかけないタイプである。

 ちなみに、男なのに長谷川理恵さんに顔が似ている。

 
 彼は集中力がとにかくすごくて

 害はないけど、一緒に呑むと質問攻めに合う。

 話しをするというより、ひたすら質問。

 …まぁ、こんな僕に興味を持ち、なついて(?)くれて

 色々聞いてくるのはそれはそれで悪い気はしないけど

 1時間30分を気楽に呑みたい僕としては圧倒されてくる。

 
 今、彼の一生懸命でまっすぐな眼差しの前で

 僕が

 『う○こっ!』とか、

 叫んだら…怒るよなぁ。とか思ったりする。

 頼むからほんの少しもリスペクトしないでね。こんな人間です。


 
 僕はその日、大阪に帰る予定だったが、

 彼も名古屋に帰るというので、同じ新宿駅まで一緒に移動。


 当然、彼は道中もよく質問してきた。

 バスの発着場所近辺についたところで

 僕は尿意をもよおした。


 僕『ごめん、俺ちょっとおしっこしてくるわ』

 羽『あ、そうですか。いいですよ』


 その会話での僕の意図は、僕が用を足してくるから

 そこで待っててよ、という意味なのだが

 彼はついてくる。し、横でしゃべってる


 羽『○vhv%$#h…、ところでドコ行くんですか?』

 仕方なく答える。

 僕『…イヤ、この時間になると地下入り口がしまるからさぁ、
   コンビニも遠いし…、し、仕方ない時にする場所があんの』

 羽『立ちションですか!やりますね』

 
 何をして “やりますね” なのかわからないが

 僕としては、羽賀くんにはついて来てほしくない訳で。



 まぁいいか。時間もないので彼を放置、

 僕はとりあえず周りをうかがいながら放ちはじめた…


 …。


 ! 気配。


 僕の左上腕と、羽賀君の右上腕が触れた。

 羽賀君が喋っている。


 僕の目を見て。


 しかし、やっぱり長谷川理恵さんに似てるな…って、


 …えっ!



 目が合っている?


 …なぜ目が合ってる?


 なんでそんな近くに居る!


 僕は放っている最中。


 ん?


 あぁ。なんだ。羽賀くんも“放っている”のかぁ。



 いやいやいや!


 女性にはイメージしにくいだろうが

 男同士が、一緒に用を足すときは

 同じ方向を向いてするもんです。

 トイレだって小便器は真横に並んでて…

 目が合うことはない。


 例えば、りくろーおじさんのチーズケーキを1ホール、

 8等分するとしたら、一片はかなり小さくなる。

 …えーと、僕と羽賀くんは、その8分割ケーキの曲線部分のように

 片腕同士が触れ合って、立っているのだ。

 おしっこの軌道が、切ったケーキの長い辺を表すとして、

 でも羽賀君は僕と目が合うのは、

 ケーキなら、二人の軌道の到着地点はケーキ中心のはずが、

(…この例えは通じてるのだろうか)

 話に熱中するあまり、肩が触れる距離で

 さらに僕よりに体を向けてしまってるワケです。

 もはやケーキのかたちではない。

 軌道としてエックス、いやプラス型に

 放っているわけです。相当近い。


 ここは暗い。

 …間違っても僕のズボンとかにかかってないよねぇぇ…、


 文字通り“不意打ち”をくらって(うまい)

 
 “ちょっ、近いよっ!かかるやん!”

 …とは言えず。


 『羽賀くんも、したかったんやね』

 意味不明の言葉を言ってしまった。


 そんな僕の気持ちをよそに

 羽賀くんは話し続けた。

 
 恐ろしい集中力だ。


 


 
 緊急事態だったので。立ちションはいけないと思いつつ。
 とある路地裏、ごめんなさい。
 ちなみに、写真は本文と全く関係ありません。
posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 02:41| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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