2009年08月23日

あるガイジンは“ここはホテルカリフォルニアだ”と言った

hotelj.jpeg


僕が東京で泊まってるホテル。

写真でもわかる通り、ロビーの雰囲気はホテル…

というよりはゲストハウスみたいなノリ。

客の9割が外国人バックパッカー。一泊3200円。


よく“都内でその値段って、安すぎない?”

なんて言われるけど、このエリアでは高い方だったりする。

室内も寝具も清潔だし、そんなに大きくない大浴場はあるし。

トイレは各フロアに。

必要なものは揃ってる。

セリフをぶつぶつ言ったり

ぼうっと考え事したりするためのシンプルな畳の部屋も。

冷蔵庫とテレビとミニテーブル(卓袱台か)、

これ以上は要らないよ。


ロビーにはパソコンが5台あって無料で使いたい放題。

1台、死にかけのiMacは不人気だけど…。

半日くらい時差のある外国からの来訪者にとっても、

急な連絡をチェックしなきゃなんない僕にとっても、

ネットを24時間使えるのは助かる。

夜は色んな髪色の後ろ姿が並んでる。

ケーブルTVで英語のニュース番組が流れてる。


最近はやたらフランス人が多い。

大半は日本のアニメショップやイベントが目当てみたいだが、

観光なら浅草まで歩けない事はないし、秋葉原はもちろん、

マグロ解体ショーの築地も地下鉄一本だから、

最高に彼等のニーズにハマる立地条件なのだろう。


挙げ句このホテルは、フランスでは

ガイドブックにまで載るメジャー度?だそうだ。

どうりで多いはずで。

あ、でもネットを開いた一発目の画面を

勝手にYahoo Franceに設定するのはやめてほしいな。


…なんか…すごいよなぁ。

モネとかルノワールとかの国の人が、日本のマンガの絵に

吸い寄せられてる。


いつだったかロビーのテレビで“のだめカンタービレ”を

やってたが、それに気付いたフランス人の女の子が、

恐ろしく奇麗な音で“NODAME cantabile!”と

言ったときは少し感動すらおぼえた。

なんか…“筆記体”で聴こえた。

cantabileはイタリア語らしいけどね。



もちろんフランス人以外も、米、英、独、豪、韓、中…

色んな人種が集まるホテルなんだけど、

“なまり”ってのもあるんだろう。

何語が飛び交ってるのか、分からない時も多い。



みんなが好きな様に、わがままに過ごしているホテル。



まるで…。家みたいなホテルなんだよな。

やたらロビーにたまって

宿泊客同士で呑んで喋ってる様子がほんと自然に感じる。

…ウルサいときもあるけど。


喋りたくなかったら喋らないでいい。


ヘッドフォンしてPCに向かう奴も居る。

誰も気にしていない。


僕は…まぁ、スタッフ全員とはぐだぐだ喋るし、

煙草を吸ってる時なんかに居合わせた客とは

カタコトの日本語と英単語で話したりも…。


それも気ままなもので…。

互いの名前さえ知らないテキトーなやりとり。



なんのしがらみもなく、

フワッとした現実味のない時間を過ごす。



考えたら、かつて東京は僕とって外国みたいなモンだった。


そっか…。


俺、ガイジンだったなぁ〜…とか。


酔っぱらいながら、


このホテルで思ったりするワケです。



※写真は昼ごろ。奇跡的にロビーに人が居なくなった瞬間
posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 05:06| 大阪 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。