2009年08月28日

もとはといえば…う〜ん。

jyokoen.JPG


先週知人の関係で、とある芝居を観に行きました。

小劇場系の人はほぼ出てない、イベントっぽいもの。

…大きな屋外スペース。大阪の某観光名所の中の広場。

10代の子供達を含む、総勢50人近い大所帯。


お客さんはレジャーシートをゆったり広げ、

隣近所とも空けて座ってるのもあって、客席の真ん中でも

ステージまでかなりの距離がある。


演者の顔は“お米”みたいです…。

マイク越しの声もほそ〜く小さくて。

いや、クレームではなく状況説明ですよ。


だから…とりあえず…聴く。しかなかった。


僕の近くには…出演者の家族の方だろう、

お弁当なんか持って来て観てるワケです。

喋っても誰もとがめる雰囲気でもないし、

どこか、発表会的なかんじもするので、まぁ。


おばあちゃんらしき人が

『あの子…ドコに居るんやろか、小さぁて分からへん…』

しばらくして女の子の声。出演者の妹?

『アレやっ!右から5番目…たぶんアレや!』

判別つかない数十人の、

“右から5番目”を誰が追えるんだろう。…『たぶん』だし。

『はぁ。アレか…』

おばあちゃんは、さびしげに孫に応えていました。


僕はと言えば…。歴史モノだし話をつかむ為に必死で

しばらく“聴いて”はみたのですが。

…。


そうそう!この芝居の良いところは、

会場でビールを売ってるんですよ。

コレで集中出来るかも!?と思って飲みながら観てたら、

屋外でビールってのはいいですね。

すぐ飲みほして。

で、追加を買いに。


二本目をプシュッとあけたところで

暗闇から二人、僕に近づいて来た。

『すいませーん』

ふつうに反応して振り向いた瞬間、

『Can you speak English?』


『は?』と思うより前に、

…そう、前の日東京から帰って来た僕は

南千住のホテルぐせ?が出て、つい条件反射。

『ジャスタ、リルっ(Just a littleのつもりね』

テキトーなカタカナ的発音英語?が口からぽろっと。

彼等は外国人だった。女性二人。

暗かったし声が低いからわからなかった。


彼女たちは

オゥケーイ!と大はしゃぎしながら

『この場所(会場)から一番近くて、二人で泊まって、

一番安いホテルを教えて欲しい』…と。


知らないと言えば済んだのに

つい『携帯で調べれば?持ってるでしょ?』

と返事をしてしまった。

『カンジ(漢字)がわからない』

…そうだよね…。南アフリカ人だというし…。


で、あっ!…と。

さっきの僕の返事で

“携帯があれば調べる事が出来る”のがバレてしまい

僕に調べて欲しい、と言われてしまった。


…調べましたよ。仕方なく。

まさか僕の携帯から、初対面の外国人の為にネット予約を

するワケにもいかず、とりあえず電話してみて。

思えば…。その時僕は酔ってたのか、彼等にホテルの番号を

伝えりゃ終わったのに、自分でかけてしまい…


ホテルから質問が来る→僕が彼等に聞く→彼等が答える→
ホテルに伝える→


みたいな流れになって。


“一泊でいいのか?”“ベッドは二人一緒になるよ”
“一人3250円になると言ってるが?”“喫煙室で?”


何者なんだ、僕は。

コントじゃないが、彼等に日本語、ホテルにエセ英語?で

話しかけてしまったり、もう忙しくて。

奴らはそりゃ楽だよね、イエスとかOKとか言うだけで

ニコニコしながら僕の前に座ってんだから。


白人の男が一人近づいて来た。女の子が彼を指差す。

“彼が今日ホテルを探してる人、英会話の教師をやっている”


あそう。ん?。…えっ???


じゃあお前たちは何なんだ!

二人で泊まるってのはお前たちじゃないのかっ?

『女性2名』でホテルに話つけたっちうねん!安くさぁ。

え?“彼の住んでるトコには、彼女を(二人のうちの一人)

泊めれないから、友達の私が一緒にホテルを探してるの…”

って知らんわいっ!そんな事情っ。

そもそも今来たお前っ、教師なら多少日本語いけるだろがっ、

お前がホテルと喋れっ!と電話を渡して。


…いやいやいやいや、考えたらホテルは英語でいいやん!と。



はずかしっ。


ホテルのスタッフは僕の苦労をぜ〜ったい笑ってたはずだ。




その時。



どどんっ!! 




和太鼓の音が響く。


ぱちぱちぱちぱち…






芝居が終わりました。









○写真はその会場の裏側アタリ。夕方ごろ。
posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 22:36| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

あるガイジンは“ここはホテルカリフォルニアだ”と言った

hotelj.jpeg


僕が東京で泊まってるホテル。

写真でもわかる通り、ロビーの雰囲気はホテル…

というよりはゲストハウスみたいなノリ。

客の9割が外国人バックパッカー。一泊3200円。


よく“都内でその値段って、安すぎない?”

なんて言われるけど、このエリアでは高い方だったりする。

室内も寝具も清潔だし、そんなに大きくない大浴場はあるし。

トイレは各フロアに。

必要なものは揃ってる。

セリフをぶつぶつ言ったり

ぼうっと考え事したりするためのシンプルな畳の部屋も。

冷蔵庫とテレビとミニテーブル(卓袱台か)、

これ以上は要らないよ。


ロビーにはパソコンが5台あって無料で使いたい放題。

1台、死にかけのiMacは不人気だけど…。

半日くらい時差のある外国からの来訪者にとっても、

急な連絡をチェックしなきゃなんない僕にとっても、

ネットを24時間使えるのは助かる。

夜は色んな髪色の後ろ姿が並んでる。

ケーブルTVで英語のニュース番組が流れてる。


最近はやたらフランス人が多い。

大半は日本のアニメショップやイベントが目当てみたいだが、

観光なら浅草まで歩けない事はないし、秋葉原はもちろん、

マグロ解体ショーの築地も地下鉄一本だから、

最高に彼等のニーズにハマる立地条件なのだろう。


挙げ句このホテルは、フランスでは

ガイドブックにまで載るメジャー度?だそうだ。

どうりで多いはずで。

あ、でもネットを開いた一発目の画面を

勝手にYahoo Franceに設定するのはやめてほしいな。


…なんか…すごいよなぁ。

モネとかルノワールとかの国の人が、日本のマンガの絵に

吸い寄せられてる。


いつだったかロビーのテレビで“のだめカンタービレ”を

やってたが、それに気付いたフランス人の女の子が、

恐ろしく奇麗な音で“NODAME cantabile!”と

言ったときは少し感動すらおぼえた。

なんか…“筆記体”で聴こえた。

cantabileはイタリア語らしいけどね。



もちろんフランス人以外も、米、英、独、豪、韓、中…

色んな人種が集まるホテルなんだけど、

“なまり”ってのもあるんだろう。

何語が飛び交ってるのか、分からない時も多い。



みんなが好きな様に、わがままに過ごしているホテル。



まるで…。家みたいなホテルなんだよな。

やたらロビーにたまって

宿泊客同士で呑んで喋ってる様子がほんと自然に感じる。

…ウルサいときもあるけど。


喋りたくなかったら喋らないでいい。


ヘッドフォンしてPCに向かう奴も居る。

誰も気にしていない。


僕は…まぁ、スタッフ全員とはぐだぐだ喋るし、

煙草を吸ってる時なんかに居合わせた客とは

カタコトの日本語と英単語で話したりも…。


それも気ままなもので…。

互いの名前さえ知らないテキトーなやりとり。



なんのしがらみもなく、

フワッとした現実味のない時間を過ごす。



考えたら、かつて東京は僕とって外国みたいなモンだった。


そっか…。


俺、ガイジンだったなぁ〜…とか。


酔っぱらいながら、


このホテルで思ったりするワケです。



※写真は昼ごろ。奇跡的にロビーに人が居なくなった瞬間
posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 05:06| 大阪 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月11日

生ガンダム

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一昨日。時間があったので、

お台場の実物大ガンダムを観に行きました。

エヴァといいガンダムといい、

アニメ話を最近あげていますが、たまたま世代なだけで

詳しいワケでもないんだけど…。


しかし…18mの、いわゆるロボット

(モビルスーツだというツッコミは置いておいて)を

この先の人生で見れるか?という風に考えると

値打ちモノ。

意外に、若い女性や外国人も多く

とにかくすごい人で。お台場の駅周辺には

『ガンダム→』という無造作な

『矢印張り紙』の道案内表示がしてあります。


1stガンダムのリアル世代は30代〜40代中心

だと思うのですが、その世代が思い入れを込めて作った

これは、マニアが観ても恐らくは感嘆する出来。

プラモデルやフィギュアで洗練、進化しつづけた造形美は

隙がありませんね。アニメだと今見るとボテっとしてる

気もしますが、実物の美しさたるや…。

ついつい

『連邦のモビルスーツは化け物かっ』

意味なく心の中で言いつつ。

そんなシーンじゃないけど、そんな迫力。


と、しばらくすると

『そ・し・てっ、とっきはっ、すこ〜〜やかにぃ〜』

という最終話クライマックスの曲とともに目が光り、

首が左右を見渡し、胸のダクト?からはスモークが出て。

09-08-09_17-02.jpg

動くときの独特の機会音?もスピーカーから。

オォ〜〜〜〜〜〜〜っ!長い大歓声。

『こいつ、動くぞっ!』というタイトルの

感想ブログが沢山あったけど、

まさにそんなカンジ。


そうそう、観る以外にも、

ガンダムの股間をくぐりつつ触れるのですよ。

あ、触れるのはせいぜい足首部分ですが。

みんなせっかく?なんで股間の写真も

バシャバシャ撮ってました。


大人が創った、でっかい大人のオモチャ。

この不景気のさなかに、遊びゴコロと

夢を見せるオトナも居るんですねぇ。


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posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 22:19| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月04日

寝不足、不機嫌、そばの味

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7:00Am。新宿西口辺りに着いて。

行動パターンはいつも同じ。

まずは、おそばを食べる。

あんまり良く眠れなかったダルい朝には

東京の醤油が効いたおそばがいいカンジ。

某ハンバーガー屋さんの朝メニューも

それはそれでいいんだけど、ときどき…重い。

汁モノがほしい。


お気に入りのスタンドそば屋(椅子があるけど看板にはそうある)

さんがあってそこへ。スタンド…なのにじゅうぶん美味しい。

思い出横丁(西口から、新宿大ガードに向かう道沿い)

にある『一茶』というそば屋さん。

最近はまずココに来る。

店内でマメに揚げる“かきあげそば”がウリ。


余談だけど、僕がたまに呑む某有名映画監督さんは、

『大阪人のキライなとこは“東京の真っ黒な汁のそばなんて食えねぇ!”

って、みんな言うだろ?あれキライなんだよ』

と酔っぱらって言ってました。

…たぶん。東京の印象を聞かれた大阪人が定番ネタ?のように

サービス精神も込みで言うんでしょうが、みなさん嫌われないように

しましょう。結構傷つくみたいですよ。


今時は関西が必ずしも薄味とは限りません。

僕は東京に行くとそばで始まり、何日かして大阪に戻った時は

うどんを食べてシメる?んですが、大阪のうどんも

最近は相当味が濃くなった気がする。

食べたあと、かなり水飲んだりするもん。

ファーストフード世代の客に合わせると、

薄い味なんて無理なんだきっと。



そばを食べた後、

とにかく予定まで時間があまる。これも毎度の事。

で、向かうのは結局歌舞伎町のネットカフェ。


台本に目を通すか、軽く眠るか、携帯を充電するか。


新宿はネットカフェだらけだけど、歌舞伎町だと

大阪に何か忘れて来た時、JR東口までに何でも買い物ができるので。

ドラッグストア、ドンキホーテ、百均で大抵のものは大丈夫。



朝の歌舞伎町はいつも決まった光景。

入り口付近はすでにビジネスメンが忙しく往来してるけど

一歩入ると、仕事上がりのミニスカート&生アシのお姉さんと

彼氏?ホスト?のお兄さんが酔っぱらって歩いてたり、

ちょっと怖メの客引きのお兄さん方がたむろしてたり。

朝ですよ…。さすが24時間歓楽街。


お水の皆様と、カラスと、ゴミの回集車。

朝の歌舞伎町は、この3つの画でシーンを作れる。




もうすぐ新宿駅の大勢のホームレスが起きて散開してく時間だ。

ふまれたビニール傘の骨。

路上喫煙コーナーで、まずそうに一本吸ってくOL。




日本で一番経済がマシなはずの東京の朝は…

この国の陰部を太陽の光で隠してはじまる。



P.S
実は31日の日記です


posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 05:46| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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