2009年07月26日

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破

火曜日にとうとう観て来ました。末満さんと立花さんと3人で。

“悪辣”が終わったら観ましょう!と言ってたのですよ。

僕はマンガやアニメにうとく、ワンピースさえ読んでないのですが、

なぜかエヴァだけは好きなのです。


いやいやいやいや、多少のウワサは聞いていましたが

テレビ版の印象をかなり“破”ってました。

映画が終わって客席灯りがついた時にほぼ満員の客席はザワザワ。

テレビ版を知ってるお客さんにしてみれば驚きの展開。

コレだけで呑みに行ける、いい酒のサカナになりましたよきっと。


“自分の居場所”や“他人に心を開く難しさ”から来る“個”

みたいなものに執拗にこだわってたテレビ版とうってかわって

“人と関わる事で生まれる暖かみ”や、まぁ漠然と“愛”とでもいうか、

いいハナシっぽくなっていってます。

悩んでつぶやきまくってた、主人公のモノローグが減ったなぁ〜と。

個人的にはやたら暗かったテレビ版や、救いがない?くらい痛い

旧劇場版は好きでしたが、これはこれで。


テレビのニュースとかって、凄惨な殺人事件はたいてい

犯人の幼少時の経験や不幸をほじくり出して、

社会の中での孤独が原因だなんて推測しますが、

TV版のエヴァは、そんな事を納得しそうになる圧迫感が詰まってた。

14年くらい前のそれは、今の殺伐とした時代に合いすぎてる気も。


今回の新劇場版は、だからこそ

“交流”や“ぬくもり”を出す方向に進んでるのかもしれませんね〜。


ちなみに、次回版は当初“急”という漢字タイトルでしたが

予告では“Q”サブでQuickeningと書かれていました。

辞書でひくと『速くする、急がせる』の他に

『再生させる、生き返らせる』という意味もあるんですねぇ。

これ、旧劇場版で人類ほぼ全員死ぬエンディングだっただけに

意味深です。


posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 23:02| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

ピースピットVOL.9 『悪辣 The Dirty Play』公演終了

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ちょっと大きなハナシになりますが、

人がこの国で、この世で、

なんとか生きてこうと思うと、

もちろん選択肢は幾つもあるけど、

どこに行こうが、自分の居場所を作らなきゃいけない。

し、誰かと戦わなくてはならない。


…そんな息苦しさを感じたりします。

JR大阪駅前の、“秒数”が出る信号でさえも。

たった2方向の行き来の横断歩道なのに、

こっちがこう行くよ!という意思表示をしてようが

おかまいなしで向かってくる人は僕に当たる。

“オレはこう行くんだ!どけ!”

その強さは僕にはないものです。

年金暮らしのおばあちゃんに、何十万もする羽毛布団を

僕は売ることができない。



毎年3万人以上の自殺者を出す僕らの国は、

日割りで80人以上が自殺するこの国は、

生きて行くのがむずかしいのかもしれません。


絶対的に崩せない確率的法則が世界にはあって、

2割の優者と、8割の劣者によって構成される

この世の中は

悪辣な世界なのかもしれません。

世の中…という言い方は正しくないのかな。


人が2人以上いれば“人間”という言葉が成立します。

人間である以上、すべての人が“勝てる人”ではないよね。


フィクションの世界である“悪辣世”の理不尽は、

十分にノンフィクションでした。

何も出来ない、英雄にはなれない

弱き8割の“人間”を演れたことを

本当に嬉しく思います。

弱き人間にも、出来る事が一つくらいあるかもしれません。

それを信じて生きるしかない気がします。


ピースピットVol.9『悪辣〜the Dirty play』にお越し下さった

みなさま、本当にありがとうございました。

また僕のことをブログに書いてくださった方々に

お礼を申し上げます。

もちろん、僕としてはお芝居が面白いのが大前提で

個人で何かを狙う?ことはないのですが

気になってくださった事、本当に嬉しく思います。


今日、お世話になってる福島のバーにお礼に行ったんですが

忌野清志郎の「アイ・シャル・ビー・リリースト」

という曲がかかってて。

耳についた歌詞を抜粋させていただきます。


日はまた昇るだろう このさびれた国にも
いつの日にか いつの日にか
自由に歌えるさ


『悪辣』にはほのかな希望を感じました。

希望とは絶望を知らずに生きる事。救い。確証のない祈り。


毎日毎日誰かと心の剣を交えなければならないけど


朝を嫌いになりたくないのです、僕は。

抗えない、デカい相手が居て、手を合わせて拝んでも

結局、神様は助けてくれないし

大事な人たちを奪ったりするのです。

そんなことに時間をかけてらんない。


無力な自分を見据えた上で、

当たって砕けること。

息をしている限り、やらなきゃ仕方ないですね。




P.S.1

上記しましたが…公演が終わりました。

そう、ブログに出演情報を上げる事さえ出来て

なかったのが大後悔です。

呼んでくださったピースピットさんや

僕の出演情報を探して下さった方が、幾人かいらっしゃる事を

今更ながらネット上で知り

本当に申し訳なく…。すみません。

ありがとうございました。


P.S.2

千秋楽のカーテンコール数秒後、

舞台下手(しもて)から楽屋に続く通路で

言葉少なく握手してくれた末満健一氏に、ありがとう。

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posted by 宇野伸茂 宇野正剛 at 05:38| 大阪 ☔| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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